2024/08/19 エンジニアコラム
令和6年8月1日(木)、日本大学工学部 土木工学科 環境生態工学研究室(中野和典教授)に於いて、中野教授と研究室の学生の皆さんと当社で、櫻エンジニアリング報告会と銘打ち『技術研究発表会』を行いました。
中野研究室の大学院2年生及び4年生から選抜された6人が発表を行い、中野教授と当社から出席した3人が審査員となり、発表の正確さ、資料の出来栄え、発表制限時間の正確さ、質疑応答への対応等の項目について評価をさせていただき、発表会後の懇親会で総合順位を発表し表彰しました。
また、技術研究発表会に先立ち、中野教授と古川池の植生浮島について現地にて説明をしていただきました。当社では年2回行われている古川池清掃活動に参加しています。
研究題材 6発表
「中層流入を導入した人工湿地の下水浄化性能の持続性の検証」
「自立型トイレの固液分離ユニットに適したトイレットペーパーのスクリーニング」
「せせらぎ水路用水を浄化する干満流人工湿地のスタートアップ性能」
「植生浮島が池沼の水質に及ぼす影響」
「自浄型トイレの水質浄化ユニットに用いるろ材の尿色度除去性能の評価」
「パイロットスケールのアクアポニックスへの人工湿地技術の応用」
審査結果
1位「せせらぎ水路用水を浄化する干満流人工湿地のスタートアップ性能」 大学院生
2位「植生浮島が池沼の水質に及ぼす影響」 大学院生
特別賞「自立型トイレの固液分離ユニットに適したトイレットペーパーのスクリーニング」 4年生
6人の技術発表はどれも優劣付けがたいものでした。当社にも設置されているアクアポニックス、須賀川市のPFI公園の事例、見学会を行った人工湿地、自立型トイレ、どれも親しみのある事例を学生の新鮮な視点で研究されていて、興味深く聞かせていただきました。どの資料もきちんと作り込まれていて発表も皆真剣でした。敢えて言うならば制限時間の使い方と大学院生の先輩としての技量が僅差を付けたと感じました。特別賞の研究はトイレットペーパーに視点をあて、トイレットペーパーの使い心地とろ過速度の相関関係について考察していたところが面白かったと評価されました。
懇親会では、順位表彰を行い、学生の皆さんと楽しい意見交換をさせていただきました。発表会を企画していただいた中野教授、そして発表された学生の皆様に深く感謝いたします。今後も学生の皆さんとこのような交流を続け、情報交換を行いお互いの仕事と学業に役立て合っていければと思います。
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